材木船2024年01月09日 14:35

NAME OF VESSEL  M/V YOZAN-MARU(洋山丸)

TYPE                       LOGGER

CALL LETTER        JLHS

FLAG                      JAPANESE

G/T                      12,360.14

D/W                      20,049.00

Engine                     8,500HP


材木の場合、貨物の量を表すにFBMと言う単位を使います。読み方はボード・メジャー・フィート。
なんかアルファベットの順番が違いますけど、そのようにサードオッサーから聞きました。
これのことだと思います。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%88
ボードフィート(board-feet)とは、アメリカ合衆国およびカナダで用いられる材木用の体積の単位である。
定義 1フィート×1フィート×1インチ
材木の体積を表しています。

英文では
https://en.wikipedia.org/wiki/Board_foot#:~:text=The%20board%20foot%20or%20board,inch%20(25.4%20mm)%20thick.&text=Board%20foot%20can%20be%20abbreviated,)%2C%20BDFT%2C%20or%20BF.
Board foot can be abbreviated as FBM (for "foot, board measure"), BDFT, or BF. 
(ボード フットは、FBM (「フット、ボード メジャー」の略)、BDFT、または BF と省略できます。)
FBM=ボード・メジャー・フィートは正しかったのです。(単数形、複数形は拘らず)
当時分からなかったことが、今はネットで瞬時に判明、すごい技術の進歩です。

材木は比較的軽い貨物であるため、オンデッキ積みと言って、ホールド(船倉)に積んだあとにハッチカバーを閉めて、その上にも、そしてアッパーデッキの上にも積載します。
両舷にはスタンション(支柱)を立てて、ワイヤーかチェーンで締めますが、これをラッシングと言います。ラッシングは船の動揺で緩むため航海中にも締め直すのですが、冬の北太平洋で材木の上を歩きながらの作業は相当危険です。


本船は空船だとめちゃめちゃ揺れるのですが、満船にすると揺れないのです。重心が下がるからのようです。
記憶が曖昧ですが、あるコーターマスターが片舷45度以上揺れた経験があると言っていたかも?
私としては、荒天食の経験は無いので、どれだけ揺れたかな?
揺れると、食器を手で持たないと、中身が全部食器から飛び出ます。これだけでも大変ですが、これ以上の時は、荒天食と言っておにぎりになるそうです。

洋山丸2024年01月09日 17:28

1981年12月22日清水港で乗船。
アメリカ、オレゴン州、Astoriaでバンカー、ワシントン州、Aberdeenで材木積みを5航海、
揚げ地は清水が4回、清水と塩釜2港揚げが1回でした。
1982年8月16日清水港で休暇下船。

本船のクレーン4基で材木を1本ずつ積むので、10日くらいかかります。
毎航海ゴルフコンペをやっていました。
パブリックコースでグリーンフィーがハーフ9ドル、セルフサービスのコーヒーとドーナッツで2ドルほど。
緯度が高いので、船で夕食を摂ってからでもハーフは回れます。
基本的にキャディバッグは自分で担ぎ、引っぱるカートは2ドルだったか?年寄りにしか乗るカートは貸してくれません。
私もハーフセット119ドルのクラブを買って参加しました。
Google Mapで見つけたアバディーンのゴルフコース、こんなコースだったようなかすかな記憶です。

岸壁近くのターバン(居酒屋)の常連になって、マスターにテンガロンハットとブーツを買いに店に連れて行ってもらいました。
その店には、アン・ルイスがもう少し歳を取ったらこうかも、というよく似たおばさんがいました。
ハンバーガーがうまかったです。でも客が増えると忙しくなって焼いてくれません。あとは袋に入ったピーナッツくらい。

内地に入港すると燻蒸あるいは消毒と言って、青酸ガスで材木に隠れている虫や小動物を駆除します。
青酸ガスは危険なので2人だったか?最低限の留守番を置いて、乗組員は1泊2日を陸上で過ごします。