ニューカレドニア2023年12月24日 12:30

1978年3月2日、八戸港で新陽丸に乗船しました。
鮫、又は白銀(しろがね)の15,000トン岸壁と呼ばれる埠頭でした。
撒積(ばらづみ)貨物船

13,681.62G/T (Gross Tonnage、総トン数)

22,450.00D/W (Dead Weight、載貨重量トン数)

9,900HP (主機馬力)

全長163.09m

錆だらけで汚いが大きいな、という印象でした。実はこの程度はハンディサイズと呼ばれます。

上記仕様に関しては、いずれ詳細を記載していきます。

ここでひとつだけ、D/Wと言うのはその船に積めるトン数です。燃料や水、食料など全てを含みますが、それらは貨物からしたら微量で、21,000トン以上の貨物を積めるということになります。


プロ通信士として最初の相手局は銚子無線局コールサイン:JCS、TR(船の動静通知)です。

『TR新陽丸、八戸発、ニューカレドニア19日チヨ』

チヨは着予定のこと、モールス符号による通信は効率が悪いので、いろいろな略号があります。

通信は放送と違い秘密が原則です。公開することはありません。上記はあくまでも参考例です。

そして初めての国際通信はUSCG(アメリカ沿岸警備隊)のGuam, Mariana Island Radio、コールサイン:NRV、OBS(気象無線電報)の送信でした。これも公衆通信ではないので記載しました。

船は6時間毎に気象観測を行い、適切な無線局に送信します。観測データは世界中と交換され、天気図などに反映され、利用されます。


今回のタイトルは『ニューカレドニア』としましたが、次回に登場します。




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