シーケンサー2024年04月07日 08:45

2022年9月11日
先月、定年退職した会社からぼけ防止用老後のおもちゃとして貰ったシーケンサー。プログラマブルコントローラという呼び方が一般的になってきたようです。PCと書くとパソコンと混同しそうですが。
プラグラム作成が比較的容易で、産業界の機器制御によく利用されています。

陸に上がって初めての会社で、半導体洗浄装置に薬液を供給する装置の制御設計で勉強しました。
その時、装置の動作(プログラム作成)に関して教わったのは安全第一。
装置でひとを怪我させない為に(二義的には装置自体を壊さないように)可能な限り考えなければならないことが;
①インターロック
②フェールセーフ
③フールプルーフ

インターロックは、安全な条件が揃わないと動作しないこと。
例えば自動車で、シフトレバーをPにしてさらにブレーキを踏まないとエンジンを始動できない設計。

フェールセーフは、壊れても安全な状態であること。
自動車のABS機能は壊れても、ブレーキペダルを踏めばブレーキがかかる設計。ABSが壊れたらブレーキがかかる設計だと、走行中ならいきなりブレーキがかかって非常に危険、逆にペダルを踏んでもブレーキがかからない設計だと、破滅です。

フールプルーフは人間が間違っても危険が生じない(間違うことができない)こと。
ヘッドランプは夕方やトンネルに入って暗くなると自動的に点灯して、ドライバーは消灯できません。(しかも消し忘れがないので、バッテリーが上がらず自動車自体を保護する)

それとソフトウェアは暴走や停止することがあるので、ソフトウェアだけに安全を任せない。
必ずハードウェア(配線、機構など)を主体として、ソフトウェアは補助にとどめる。

『人間は必ずミスをする、故意に手順を守らない事がある』ことを前提に、人間に過度に期待せずに幼稚園児がバスに取り残されないシステムを実現出来れば良いのですが。

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