防災訓練2024年03月02日 07:53

2018年11月25日
地域の防災訓練に参加しました。
マンションの2回目の理事が回ってきて地域担当でやむなく、と言うところですが。
カセットボンベ2本で100V、9Aの電力を2時間供給できる、という発電機の起動をやりました。
そして屋内用の、授乳や着替えなどに使用する簡易なテントの設営も。
時間が余ったので、別の班が担当している仮設トイレ設営の手伝い。小学校2階にあるプールの水を使う水洗式という優れもの。
参加者の多くが私のような年寄りで頼りない感じ(😊) 本番は大丈夫か?


3.11では、『地震があったら、てんで(各自、個別)に高台に避難』が浸透している地域があって、肉親の安否を確認するのはまず自分が安全なところに避難してから、ということのよう。お互いにまずは避難すれば、結果的にあとで再会できる。
それが逆に、まずは校庭で点呼を取ってからみんなで避難、では、みんなで被災、となる可能性も。

昔、船に乗っていた頃、船は運命共同体、本船を守るときは全員で守る。本船を捨ててライフボートで逃げるときも全員で逃げる。航海士や機関士はSOSを発信できないし、機関士や通信士はライフボートを降ろせない。機関士が必死に発電機を復旧しようとしているとき、航海士が自分の判断でライフボートを降ろそうとしたり、通信士が勝手にSOSを発信してはいけません。本船は遭難状態にある、と判断して、遭難呼び出しを行う、ライフボートで非難する、などを判断、命令するのはキャプテンです。
船には消防車も救急車もパトカーも来ません。海上保安庁/コーストガードも、遭難位置によっては到着まで何日もかかります。自分達で何とかするしか無い、という自己完結。
そして近くの船が助けるという相互救助体制。

火災の場合は初期消火が大切で、消火器1本で消せる火なら人命も財産も救える、とか。しかし、いざという時に正しい見極めが出来るかどうか。命あっての物種、初期消火に命を懸けてはいけません。
自分の家なら、少々のリスクを負担しても初期消火もするかも。しかし自分の家でないなら、初期消火より逃げた方が良いかも。消防車も救急車もパトカーも来ます。せっかく自分の判断で逃げられる環境にいるのですから。

ところで、モールスを使用した遭難・安全通信システムの廃止と同時にSOSも廃止されましたが、逆に一般社会では生き残って行くような?おもしろいものです。

参加賞?賞味期限が近い入れ替えの非常食を貰ってきました。
我が家のストックと言えば、妻の缶ビールと私のウィスキーとがそれぞれ1-2週間分くらい。非常識にもほどがある。